Source: Baylor Scott & White Medical Center
アメリカ・テキサス州ダラス群に住む若いカップルが、結婚式の予定日直前に入院することになった父親のために、病室で式を挙げた。
現地メディア『NBC DFW』によると、マイケル・トンプソンさんと恋人のアリーヤさんは今年、親戚2人の死と重なり、3月に予定していた挙式を2度も延長させていたという。
すると、マイケルさんの父親が糖尿病による合併症を患い、9月の結婚式直前に急遽手術が必要であるとの電話が入ってきた。
マイケルさん(右)とアリーヤさん(左)Source: Baylor Scott & White Medical Center
地元の病院で数週間の入院生活が必須であるとの連絡を受けたマイケルさんがアリーヤさんに事情を話すと、彼女は「お父さんが式場へ来られないのなら、彼の病室まで行ってそこで結婚しましょう」と驚きの提案をしたのだ。
同病院は、病室での挙式を承諾。そして当日は神父と新婚夫婦の親戚や友人らが出向き、父親と同じ青い手術着を身にまとって”即興結婚式”が行われた。
Source: Baylor Scott & White Medical Center
Source: Baylor Scott & White Medical Center
Source: Baylor Scott & White Medical Center
マイケルさんとアリーヤさんは手術用手袋を着用した状態で指輪を交換したが、2人は幸せな表情を浮かべている。
式には担当医と看護師も参加し、糖尿病に優しいケーキや花束をサプライズでプレゼントするなどして、仲睦まじい雰囲気のなか結婚式は進行された。
アリーヤさんは同メディアに対し、病室での結婚式について以下のように語っている。
「場所はどこだろうと、関係なかったの。お父さんがそこに居てくれることが一番重要だったから」「お父さんはずっと微笑んでいて、とても幸せそうにしていたわ」
アメリカメディア『Insider』によると、父親のウィリアムさんの病状は完治されたと報じられている。