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ゾウ保護施設の「調教」が残酷であると非難される

Source: Moving Animals

タイ北部チエンマイ県メーリム群にある象の保護施設で行われている、小象に対する「調教」が残酷であるとして注目が集まっている。

絶滅が危惧されている象の保護を目的とした『メーサー・エレファント・キャンプ(Maesa Elephant Camp)』では、象に乗って山道を散策する象乗り体験や、象が絵を描いたりするショーを観光客向けに提供している。

しかし、イギリスの動物愛護団体『Moving Animals』の潜入調査によって、同施設が象を調教するために過酷な訓練を強制していることが判明したのだ。

Source: Moving Animals

このキャンプでは80頭以上の象が飼育されており、調教中の小象は柱に前足をチェーンで縛られ身動きが殆ど取れない状況だという。そしてマフートと呼ばれる調教師らは、ブルフックという先の尖った調教器具を使用して、小象から気力を奪うことを目的とした「Phajaan(パジャーン)」と呼ばれる暴力的な措置を取っていた。

アメリカの科学誌『ナショナルジオグラフィック』によると、英語で「Crush(=破砕)」と訳されているこの行為は、2歳に達した小象を親から切り離し、芸や象乗りを覚えさせるため調教師の命令に従うようになるまで繰り返されるという。

Source: Moving Animals

パジャーンを行う保護施設は数多く存在するが、運営者は「象を保護するための資金調達に必要」と主張している。

しかし、Moving Animalsによって明かされた保護施設の飼育環境は「劣悪で動物虐待に当たる」として注目され、批判の声が相次いでいるのだ。

イギリス政府は現在、国内の動物愛護活動からの要請を受け、企業などが観光客向けに象乗りを宣伝する行為の禁止を検討していると報じられている。

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