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「キング・オブ・サウス(南部の王)」を自称する人気ラッパー『T.I.(ティー・アイ=トップ画像左)』が、毎年娘の誕生日に処女膜があるか産婦人科で確認していることを暴露し、波紋を呼んでいる。
T.I.は5日、現代女性の声を反映させるポッドキャスト『Ladies Like Us』に出演した。そこで話題が育児や猥談に切り替わると、彼は今年大学に入学した18歳の娘デイジャさん(トップ画像右)について語り始めた。そこで彼は、デイジャさんが16歳となってから毎年誕生日が来る度に産婦人科に連れて行き、処女膜があるか検査していると発言したのだ。
「俺達は毎年、処女膜をチェックするために産婦人科へ行くんだ。18歳の誕生日時点で、彼女の処女膜は確認できているよ」
処女膜を確認するという行為は「女性蔑視であり娘をコントロールしている」として、非難が殺到した。処女膜の有無と性行為は必ずしも関連していないことは医学的に証明されており、世界保健機構は処女検査を「倫理に反し、女性にとって害悪である」として非難声明を出している。
またLadies Like Usは炎上を受け、T.I.のポッドキャストを削除したと発表。司会者であるマンディ氏とモハム氏は、彼の発言に笑って受け答えをしたことは「配慮に欠けており、私達の信念とは相容れない」と陳謝した。
騒動の後、デイジャさんは父親と母親のインスタグラムのフォローを外したと報じられている。さらに彼女は、「(T.I.は)身勝手で独身欲が強い」など父親を糾弾したツイートにいいね!を付けているという。
現在、本件に対するT.I.やデイジャさんからのコメントは確認されていない。彼がなぜ娘の処女検査を行っているかは分からないが、デイジャさんに不信感を与えていることだけは確かだろう。