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【パキスタン】美黒かブラックフェイスか?モデルの信念に賛否両論

Source: Zara Abid/Instagram

パキスタンの人気モデルZara Abid(ザラ・アビド)がインスタグラムに投稿した写真が、「ブラックフェイスではないか」と批判され、物議を醸している。

先月23日に投稿された写真は、同国最大の都市カラチを拠点に美容商品を展開している『Nabila』のプロモーション広告のために撮影されたものだという。

「あなたのルックスは最高よ」「これは芸術なの」

元の肌色よりもかなり黒いトーンのファンデーションを全身に塗り、前向きでポジティブなメッセージを添えた力強い印象を持った仕上がりとなっている。しかし、奴隷制度が合法だった時代に黒人を蔑視する目的で多用されていた「ブラックフェイス」を彷彿とさせるとして、非難の声が殺到しているのだ。

一方、アビドはこうした批判に対し、以下のように反論している。

「私は、肌の色が黒いというだけで、何度もモデルの仕事を断られたことがあるの。パキスタン社会の中で、色素が濃い人に対する差別を直に受けてきたわ」

そして彼女は、こう続ける。

「あの写真は間違った認識をされて、大きな誤解を生んでいます」

「確かに、私は肌を通常より黒くしました。でもそれは、美容業界やメディアにおける、肌が黒い女性達の表象・イメージが不足していたからです。何故、不足しているのか?植民地支配時代から続く劣等感が生んだ、白い肌に対する人々の強い憧れがあるからよ」

アビドは、「白い肌に執心している」という、国内の偏った美の基準に真っ向から対立する形で撮影に挑んだと主張。加えて、肌のトーンを明るくしても批評されないのに、黒くしたら炎上することの矛盾も指摘した。

そして彼女は、肌が黒い人を嘲笑・蔑視することは止めて、広い心を持って彼らを受け入れよう、と呼び掛けている。最後に、「全ての肌色が平等に表象される時代が来ることを待ち望んでいます」と締め括っている。

しかし、アドビの情熱的な弁論は人々の心を射止めることはできなかったようだ。

それどころか批判は更にヒートアップし、「本当は黒い肌ではないのに、黒い肌に偽装して彼らを表象しようとしても意味がない」「自分と同じ肌色の人を表象するべきではないのか」など怒りが噴出。彼女の主張を擁護する声も見受けられたが、少数派だ。

黒い肌の美しさを表現したいのなら、なぜ実際に肌が黒いモデルを使用しないのか―?

アドビの一見もっともらしい信念は、「大きなお世話だ」と一蹴される結果となった。

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