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イギリス・ロンドンで先月21日、一般車両同士によるカーチェイスの末、相手に猛毒の酸をかけられた男性が「殺された方がマシだ」と主張し反響を呼んでいる。
白昼のなか起きた事件当日、アシッドアタック(酸攻撃)を受けた被害者男性は強烈な痛みに転げ回り、異変に気付いた周囲の人達が冷水をかける等の応急処置に当たっていた。しかし男性の肌は既に焼けただれており、顔を含む身体中に痛々しい傷跡が残った。
近年国内で横行しているアシッドアタックに震え上がる国民に更なるショックを与えた今回の事件。そんななか、実際に被害を受けた男性の1人が傷付いた顔の写真と共に、こんな投稿を公開した。
「お前、頭おかしいだろ。お前は俺を殺すべきだった。もう何も言うな」

ロンドン警視庁の発表によると、被害者は20代の男性2人で、双方共大やけどを負ったが命に別状はないという。
アシッドアタックは中東や南アジアで頻繁に発生していたが、近年はイギリスでも被害件数が増加傾向にある。嫉妬や逆恨みから相手の人生を破滅させる目的で用いられるアシッドアタックは多くの人々を震え上がらせている凶行だ。
そんなイギリスで本件は大きな関心を集め、加害者への刑罰の厳罰化を求める声が高まっている。