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盲導犬ならぬ「盲導馬」が地下鉄で訓練を開始

Source: Tyne and Wear Metro /Facebook

盲導犬とは、視覚障害者に安全で豊かな暮らしを提供してくれる力強いパートナーだ。犬は人間に例えると2歳から3歳ほどの知能を持つといわれている賢い動物で、人をサポートする上では非常に頼りになる存在だが、中には犬アレルギーなど様々な理由で犬が苦手という人も多い。彼らは、障害があっても盲導犬と生活を共にすることに対する拒否反応が強い。

こうした問題を解決するべく、イギリス北部ノース・ヨークシャーで農場を経営しているケイト・スミスさんが立ち上がった。セラピー馬として育てていたミニチュアホースを「盲導馬」として活躍させるため、猛特訓を開始させたのだ。

訓練の一環として、交通機関の人波や騒音などに慣れさせるために地下鉄へ駆り出たスミスさんとディグビー(Digby)は、乗客からの視線を釘付けにした。「盲導馬訓練中」と書かれたベストを身にまとったディグビーは、稼働中の電車を横切り、多くの人に囲まれながらも、終始落ち着いた様子で地下鉄内をスミスさんと共に行動する様子がフェイスブックにて公開された。

また、ディグビーは券売機も使いこなせるようで、器用に鼻でボタンを押す姿も見られた。

Source: Tyne and Wear Metro /Facebook

Source: Tyne and Wear Metro /Facebook

まだ2歳というミニチュアホースのディグビーは、馬といえど体高約60cmと盲導犬より1回り大きいほどの小柄なサイズだ。

しかし、やはり犬に比べると柔軟性が低いと言わざるを得ない。当初は、大の犬恐怖症という視覚障害を持つ男性の元へ受け渡す為にトレーニングに励むも、ディグビーは男性の住居で椅子や机に何度もぶつかってしまい、仕事に支障をきたすと判断され、盲導馬としての譲渡は断念したという。

すると、視覚障害に苦しむ50代女性のヘレナ・ハードさんが、ディグビーのサポートを要求するために名乗り出た。ロンドン在住のハードさんは犬恐怖症ではなく、むしろ犬好きだと話している。

それでも盲導馬を切望する理由として、両者の寿命の違いを掲げている。彼女はイギリスメディア『Metro(メトロ)』の取材に、こう答えている。

「犬は大好きなのよ。でも、5年や8年でお別れしないといけないなんて、精神的に打撃を受けるかもしれない。でもディグビーなら、残りの人生を共に過ごせると思ったの。彼はとても良い子よ。犬みたいにフレンドリーなの」

ミニチュアホースの平均寿命は35年と長く、生涯のパートナーとして盲導馬を選ぶ人も少なくない。

現在ディグビーはまだ訓練中で、半分の時間をスミスさんとのトレーニングに充て、残りをハードさんとの絆を深めるために過ごしているという。また、ハードさんはディグビーを家に招き入れる時に備え、馬小屋も作っていると話している。

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