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動物実験の反対署名が8万件集まるも叶わず ラブラドール6匹を殺処分

Source: Göteborgs universitet

今年2月、スウェーデン第2の都市ヨーテボリ(Göteborg)にあるヨーテボリ大学の研究所の前で、犬のマスクを被った動物愛護団体が押し寄せた。最新の人工歯根(インプラント)開発に伴う動物実験のために、対象となるラブラドール6匹を安楽死させることに反対する抗議デモを実施したのだ。

国内の動物権利擁護団体『DjurrättsalliansenThe Animal Rights Alliance、以下ARA)』の働きかけによって、同大学の動物実験反対署名が僅か1週間で8万件以上集まったにも関らず、31日に6匹全員の安楽死が実行された。

スウェーデンの英字メディア『The Local Sweden』が伝えた。

Source: Göteborgs universitet

同団体の広報担当ダニエル・ローク(Daniel Rolke)氏は、実験に反対する子供達からラブラドールの絵が描かれた手紙を貰ったり、里親を名乗り出る者が数百人にも上ったと語っている。The Local Swedenの報道によれば、実験では犬の歯を3分の1抜歯した後、インプラントを嵌めて様子を伺う過程が含まれているという。

しかし、こうした数々の批判を受けた大学は、開発を進める上で動物実験は必要不可欠であると訴える。大学が公式発表した声明文では、「現代では動物実験に変わる代替手段がない、」そして「動物実験が人々の関心を引くのは理解できるが、歯周炎は未だに多くの人を苦しめる病であり、最新治療の研究開発は重要項目である」と強く世間へ主張している。

動物福祉先進国と呼ばれるスウェーデンでは、「犬を狭いケージで過ごさせることは罪」という法律があるほど犬に優しい国だ。また、動物実験に対する倫理面での厳しい規制も施されているが、「代替手段が無い場合、かつ行政から許可を得た場合のみ」は動物を利用した実験が許されているという。

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