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【シンガポール】主婦は労働対価を支払われるべきか?ネット上で議論が勃発

Source: Pexels/Zun Zun

今月15日、シンガポールの英字メディア『The Straits Times』に寄稿された論説が、多くのシンガポール人から注目を集めている。

その論説の主張していることが「シンガポール政府は主婦に賃金を支払うべきである」というものであったことから、賛否両論の声が沸き起こっているのだ。

寄稿者であるチェン・チュン・フェイ(Cheng Choon Fei)氏は論説にて、主婦の存在が一国の社会や経済を発展させる上で必要不可欠であるとして、政府は彼女達へ労働対価を支払う政策を制定するべきであると訴えた。主婦の仕事は清掃から子育てまで多岐に渡り、もし支払いが生じたら市場価格で何百万ドルにもなると断言。更に、労働価値や商品価値が金銭によって報酬を得られる資本主義制度を念頭に、勤務時間が約24時間という過酷な主婦の労務は賃金を得る価値があると提唱したのだ。そして、彼女達がいなければ移民に過度に依存しなければならなくなると危惧している。

フェイ氏の論説はThe Straits Timesの公式フェイスブックページにて紹介され、世論が彼の主張をどう捉えるか尋ねた。すると、500件以上ものコメントが寄せられ、フェイ氏に賛同する者と反対する者と意見は真っ二つに分かれた。

賛同者からは、以下のような声が上がっている。

「主婦/主夫は政府から手当てを受給するべきよ。彼女達がいなかったら、シンガポールの経済と社会はここまで発展しなかった。」

「旦那の給料だけでは親を含む家族全員の面倒は見られない。」

「家政婦は同じことをして高い給料を得ているのに、なぜ主婦だと無償になるのかしら。」

一方、反対者からはこうだ。

「外で働いていて家事もする母親はどうなるんだ?打算的な考えしかできないなら結婚するべきではない。」

「主婦は既に給料を受け取っている。夫からね。」

「主婦にお金を与えるのではなく、外で働く母親達の賃金を上げるべきでは。」

「問題が多すぎる。納税者は税金を使って主婦に賃金を支払うことを承諾するのか?主婦が給料を得られると聞いた女性達が一斉に仕事を辞める可能性は拭えないし、それによる経済的な打撃も避けられない。」

主婦(主夫)は無償労働であるとの批判は世界中で見受けられるが、反対派の意見が唱えたように「女性(男性)が外で働く意欲を無くす」可能性があることも経済発展の観点から無視はできない。

しかし、彼女達の仕事が過酷な労働であることも事実だ。税金を使った賃金配給は難しいかもしれないが、割引券や映画無料チケットなどのサービスを提供するのも、彼女達への日頃の感謝の印としては良いのではないかと思う。

フェイ氏が危惧しているように、外国人労働力に過度に依存しないためにも、彼女達へ何かしらの対価を支払うべきであるということは否定できないだろう。

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