CULTURE

【ディズニー】大学教授、映画メリー・ポピンズは「人種差別的である」と指摘?

Source: The Movie Scene

 1964年に公開されたディズニー映画『メリー・ポピンズ(原題:Mary Poppins)』は、厳格な両親とは真逆のナニー(乳母)であるメリー・ポピンズが、魔法の力で2人の子供達を喜ばせるという、世界中で大人気を博した作品だ。

しかし今月、米メディア『New York Times』に寄稿された論説に、メリーポピンズは「人種差別的だ」と映画を酷評する者が現れたのだ。

批判をした人物は、オレゴン州にあるリンフィールド大学(Linfield College)の文芸教授であるダニエル・ポラック=ペルズナー(Daniel Pollack-Pelzner)氏。彼は論説にて、映画内で披露されるダンスの演目『Step in Time』に焦点を当てており、同シーンについてこう供述している。

「魔法使いのナニーが2人の子供を連れて煙突をくぐり抜けた後、彼女は煤(すす)をかぶった顔を拭き取らずに、わざわざ煤を顔全体に広げて更に黒くさせた。(省略)これは黒人を馬鹿にしているカリカチュア(戯画)だ。」

また、ブーム海軍大将(Admiral Boom)が煤まみれで踊る群衆を「ホッテントット(Hottentots=アフリカ南部の民族であるコイコイ人を軽蔑的に表現した呼び名)」だと叫んでキャノン砲を連射させている場面にも触れた。

「屋根の上で踊る黒い姿の煙突掃除屋に対して攻撃する海軍大将がこう言った:いや、あいつらはアフリカ人じゃないな。白人のダンサー達だ。これは黒人を脅威とみなす偏見思考のパロディだよ。白人至上主義者が作成したウェブサイトでも、人種階層社会の証拠として起用されているほどだ。」

ポラック=ペルズナー教授による数々の指摘は、多数の海外メディアによって取り上げられた。しかし、彼の論説を読んだ多くの人々からは指摘に対する不評の声が上がっており、メリー・ポピンズが人種差別映画であるという彼の主張に同意している人の数は少ない。

メリー・ポピンズは今年、54年ぶりとなるリメイク作品『メリー・ポピンズ リターンズ』が公開され、アカデミー賞4部門にノミネートされている。

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