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現地時間の今月10日(日)に開催された、音楽の祭典『第61回グラミー賞(Grammy Awards)』が世界中で盛り上がりを見せた。
中でも、ラップ歌手のカーディ・Bが女性ラッパーとして初の『最優秀ラップ・アルバム』を受賞したニュースが注目を集めている。自身のインスタグラムで感謝の言葉を伝えているカーディを横目に、彼女の受賞に不満を隠せない有名女性歌手がいた―。
「ゴミね。クソみたい。終わってる。」
日本でも人気のポップ歌手、アリアナ・グランデ(Ariana Grande)が、カーディ・Bの受賞後に投稿したツイートだ。何が彼女を怒らせたかというと、同部門にノミネートされていた故マック・ミラー(Mac Miller)が受賞を逃したためだという。2018年9月に薬物中毒によってこの世を去ったマック・ミラーの元恋人であるアリアナは当時、彼の訃報に大打撃を受けた。彼女の新曲『Thank U, Next』では、マック・ミラーを「彼は天使だから」と名指しで口にする歌詞を使用したほどだ。
しかし、彼女のこのツイートを見たファンによって、カーディ・Bに対する攻撃が問題に。カーディのSNSアカウントに同じように「お前はゴミだ」などとコメントを残すアリアナのファンが続出。これを見たアリアナは「カーディは関係ないわ。彼女の受賞は素晴らしいことよ。本当に。謝るわ」とツイッター上で弁明し、問題となったツイートを削除した。
アリアナ・グランデは第61回グラミー賞授賞式を「希望している曲の演奏を断られた」ことを理由に欠席するも、最優秀ポップ・ヴォーカル・アルバム賞を初受賞した。