Source: @sophiahadjipanteli/INSTAGRAM
金髪に碧い瞳、透き通った肌にゲジゲジの一本眉・・・?
インパクト大な未処理の毛深い眉毛を、堂々とSNS上に載せているイタリア出身の美女モデル、ソフィア・ハジパンテリ(Sophia Hadjipanteli=トップ画像)をご存知だろうか。
彼女は21歳という若さながら、コンプレックスだった自分の特徴を受け入れるという社会運動を促進しているのだ。
他人からの批評に振り回されないために
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ハジパンテリ本人も、初めから自信に満ち溢れていたわけではない。
以前は太く毛深い眉毛にコンプレックスを抱いており、社会の思い描く”理想の眉毛”になるように細く処理していたという。
そんな彼女の考えを180度転換したのは、眉染の際に「間違えて」色を真っ黒にしてしまったことがきっかけだった。そして、彼女の”失敗眉毛”を見た兄弟に「イケてるじゃん!」と褒められ、それからは眉毛の処理を止めたと語っている。
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Throwback – when I met my best friends (p.s we are missing @eleni_zambas )
以降、黒く染めた未処理の眉毛をキープするも、彼女を待ち受けていたのは数々の誹謗中傷だった。
「眉毛を剃れば綺麗になるのに」
「なんで変な格好をするの?魔女みたいだ」
「これが美しいだなんて、本気で思ってるの?」
そこで彼女はSNSを用いて、眉毛を処理しない意義を伝えるために『#UnibrowMovement(一本眉運動)』という社会運動を開始。
彼女はファッション誌『ELLE』のインタビューに、活動の目的をこう語っている。
「#UnibrowMovementは、眉毛の形だけに焦点を当てているわけじゃないの。他人から批判される自分の特徴や”欠点”を受け入れていこう、好きになろうっていう呼び掛けなのよ」
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また、オンライン上に溢れ返る罵詈雑言に対する向き合い方について尋ねられると、彼女はこう答えた。
「私はモデルになる前から眉毛が太いと揶揄われてきたから、意地悪な言葉には慣れてるわ。でも昔と違うのは、そうした誹謗中傷に面と向かって反論するようになったことね。
それって、すごく勇敢なことだと思うの。私の投稿をフォローしている子供達に、中傷コメントを無視する姿勢を見せたくなくて」
限定的な美の基準に対する反発は近年、欧米を中心に高まっている。同じくモデルであるクリッシー・テイゲン(Chrissy Teigen)は、「美を追求しすぎて、本当の身体がどういう形をしているのか忘れてはならない」と述べ、多くの女性が憧れている”実現困難な理想体型”に異を唱えた。