Source: Stabroek News
アメリカはブリティッシュコロンビア州にあるゴルフクラブで、ウェイトレスとして働いていた25歳の女性が上司から「ブラジャーを付けていない」ことを理由に解雇され、注目を集めている。
女性は解雇理由が性差別的であるとして、州の人権裁判所へ人権侵害の訴えを起こした。
女性にだけ下着着用の強要をするのは性差別?
Source: Global News
訴えを起こしたのは、「Osoyoos Golf Club(オスヨ・ゴルフクラブ)」にあるレストランで働いていた、クリスティーナ・シェルさん(画像上)だ。
3年ほど前から、不快感と健康への配慮を理由にブラジャーを付けない生活を続けていたシェルさんだが、レストランの客から「ノーブラの店員がいて不愉快だ」と、彼女に対するクレームが数件入ったという。
それを受け、レストランは女性従業員に対する服装の規制を強化。新しいドレスコードには、「女性従業員は制服の下に下着、もしくはタンクトップを身に付けること」と書かれており、規制に同意する署名をしなければ解雇される旨が記載されていた。
これを見たシェルさんは「解雇を避けるために女性だけ下着着用を強制するのは性差別だ」と、地元の人権裁判所へ起訴状を提出したのだ。
米メディアGlobal Newsが雇用主にコメントを要求するも、「従業員に関する情報は開示できない」との回答のみが返された。
シェルさんは条件を受け入れて辞職したが、レストランへ戻る気はないという。彼女は自分の職よりも、職場にある性差別の実態を世に広めたいと話している。