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【イギリス】半分以上の学生が「大学進学より実習生の道を選ぶ」と回答

Source: istockphoto

「大卒」というブランドの価値は下落しているのだろうか。

そう自問したくなる最新の調査結果が、イギリスの社会流動性調査基金「The Sutton Trust」によって発表された。

 

 

会社が欲しいのは新卒ではなくスキルのある実習生?

Source: UCONN

今年の2月から3月にかけて、The Sutton Trustが11歳~18歳までの学生約2400人に対し「学校を卒業したら、大学進学ではなく実習生(インターンシップ)を選択するか」とのアンケートを実施。

その結果、64%もの学生が「すごく興味がある」もしくは「少し興味がある」と回答し、2014年に実施された同じアンケート結果よりも20%以上増加していることが分かった。

The Sutton Trustの創業者ピーター・ランプール(Peter Lampl)氏は調査を始める前、「多くの大企業を支えている管理職の人間が、大学に進学せず実習生として働いていた」と主張しており、実習制度や社会の実習生に対する認識の改善を促すことが調査を開始した主な理由だという。

加えてランプール氏は「良き環境の下であれば、実習生として働くことで必要なスキルを伸ばし、経済報酬を得ることもできる」と述べた。

米メディアUSA TODAYによれば、労働省長官であるトム・ペリッツ(Tom Perez)氏も同様の見解を示している。

彼は「実習制度は、4年制大学の代用にできる。4年制大学の弊害である奨学金の返済や就活浪人を防ぐ術も持ち合わせている」と言い切った。

また、新しい社員を採用する会社にとっても、スキルや経験のない新卒よりは社会経験やスキルのある実習生を採用する方がローリスクだ。

同じく学生としては、大学に進学することで重くのし掛かる4年間分の費用と、実習生として働き報酬を得ながらスキルを磨いていくのとでは、コスト面やスキルアップという点での差は明らかである。

こうした学生達の大学進学に対する不安や疑いの目が調査結果として明確に表れており、年々そのような傾向が高まっているのだ。

しかし、実際は大卒を最も重要視している会社が多くあるのが現状であるため、学生はこれからも難しい選択を迫られることになるだろう。

 

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