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アメリカはウィスコンシン州の財務相候補者であるジル・ミリーズ(Jill Millies)氏が、同じく財務相候補者のトラヴィス・ハーツイッグ(Travis Hartwig)氏の婚約者に対して侮辱的な発言をしたとして、激しい非難を浴びている。
中絶を巡り議論が激化
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「トラヴィス、あなたの婚約者がレイプされても、産まれた子供の面倒は見てくれるのよね。あと、精神病を抱えている人が銃であなたを撃とうが、銃を持つ権利があるんだから問題ないのよね。あなたの思考が穴だらけなの、これで分かるかしら?」
ライバルの婚約者に対し、無神経な発言をしたミリーズ氏。現在、このメッセージは削除されているが、ハーツイッグ氏が残していたスクリーンショットがネット上にアップロードされて注目を集めているのだ。
彼は自身のフェイスブックアカウントにて、彼女に対する怒りを露わにしている。
「これが政治の底辺さ。事実と向き合うことができず、人格攻撃や脅迫に走る。僕たちはこのような言動にはもう我慢ならない。」
ミリーズ氏は発言を撤回し、公式に謝罪した。そこで彼女は、問題となった発言を投稿した理由を説明した。
「昨夜、私のメッセージを読んだ人達にお詫びを申し上げます。投稿は削除しました。私の競争相手とその支持者らが、中絶を巡る言い合いに私を引きずり込んだのです。Ivoter Guide(候補者の違いを示したサイト)によれば、”中絶が許される状況とは何か”という質問に対してトラヴィスは、”いかなる理由があっても中絶は許されない”と答えたのよ。私は、”レイプ、もしくは女性の精神状態や健康状態に障碍がある場合”と答えた。」
ハーツイッグ氏の中絶に対する過激な思想が、「婚約者がレイプされても、産まれた子供を育てることね」などと発言するに至った動機だとミリーズ氏は弁明した。
また、彼女は地元メディアMilwaukee Journal Sentinelの取材に対し、自身の発言に対する見解を述べている。
「政治の世界へ入ったのはこれが初めてなの。もう、トラヴィスと彼の支持者には本当にうんざりしているわ。いちいち私のフェイスブックページに来て、私に対する酷いコメントを大量に残していくのよ。でも、今回は私の失敗ね。誰かがレイプされて欲しいなんて、微塵も思わないわ。それって最低な事よ。ただ、中絶に対するトラヴィスの見解を見た時、信じられない気持ちでいっぱいになったの。」