Source: India Times
アフリカはソマリアを中心に活動しているイスラム系テロ組織「アル・シャバブ」。
2007年頃から徐々に勢力を拡大していき、現在は同国で最も強大なイスラム勢力となった。
組織が結成されてから現在まで何百人という命を奪ってきた極悪非道なテロ組織だが、アル・シャバブの地域リーダーが今週、独自のラジオ局を用いて驚きの声明を発表した。
「環境保全のため、使い捨てプラスチックの使用を禁止する」という、先進国顔負けのなんとも「エコ」な呼びかけだったのだ。
テロ組織はエコ・フレンドリー?
独自のラジオ局「Radio Andulus」にて出された声明では、南部リーダーであるMohamed Abu Abdallahが「(プラスチック製のバッグは)人と動物の健全性を脅かす存在だ」と主張した。
また、同じ声明内でアル・シャバブは「希少価値の高い樹木の伐採」も禁止すると発表。
「人と動物の健全性を脅かす存在」なのはテロ組織では、と思うところはあるが、プラスチックを禁止することが環境保全に役立つのは間違いない。
テロ組織が環境保護活動に意欲的とはなんとも皮肉な話だが、実はこれが初めてではない。
2017年の2月には、アフガニスタンのテロ組織タリバン(Taliban)の最高指導者Haibatullah Akhundzada(ハイバトゥラ・アクンザダ)が植樹を呼び掛ける声明を発表した。
アクンザダは声明にて、樹木は「環境保護や経済発展、そして地球の美化において重要な役割を果たしている」と、環境保護を重要視した発言をしている。