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「W杯に優勝したのはフランスではなくアフリカだ!」世界中からフランスに対する冷ややかな視線が

Source: AFP

2018年のFIFAワールドカップは、フランスの優勝で幕を閉じた。

20年ぶり2度目の優勝を祝い、国中が祝賀ムードのフランスだが、世界はそんな彼らに冷ややかな視線を送っているという。

その理由が、フランス代表チーム23人の内16人がアフリカかラテンアメリカにルーツを持っている選手であるためだ。

決勝戦で点を決めた、エース番号10番を背負うKylian Mbappe(キリアン・エムバペ)はアルジェリアとカメルーンにルーツを持ち、Paul Pogba(ポール・ポグパ)のルーツはギニアなのだ。

 

 

世界中からフランス優勝に対する批判が爆発

Source: AFP

フランス代表チームの半数以上が外国にルーツを持つことに苛立ちを隠せない、世界中のサッカーファン達。

ネット上ではこんな反応が見られた。

「アフリカ初優勝おめでとう!」

「アフリカからの助っ人がいなかったらフランスは優勝できていなかっただろう。」

「生粋のフランス人は3人しかいないじゃないか。アフリカが優勝したと言われても仕方ないだろう。」

フランスの優勝に不信感を抱いているのは、ネットユーザーのみではない。

ベネズエラのNicolas Maduro (ニコラス・マドゥロ)大統領は「フランスの優勝はフランスとは全く関係ない」と、痛烈に批判した。

また、元クロアチア代表選手Igor Štimac(イゴール・シュティマッツ)も決勝戦直前、「クロアチア対フランス兼アフリカ」と皮肉交じりのコメントを残している。

しかし、こうした世界中からの批判にフランス人は大激怒。「負け犬の遠吠えだ」「彼らをアフリカ人と呼ぶのは人種差別的だ」などと猛反発。

大統領やプロサッカー選手などの有名人からも罵倒されている現状を見かねたのか、アメリカのフランス大使が批判に対して公式に反論して話題を集めている。

 

 

止まらぬ批判にフランス大使が声を上げるが・・・

Source: LSU.edu

 アメリカの著名なテレビ司会者Trevor Noah(トレバー・ノア)氏は自身のトークショーにて、同じように「アフリカが優勝した」と発言。

これに対し、アメリカのフランス大使Gérard Araud(ジェラール・アロー)氏が直々にノア氏へ反論の手紙を送ったのだ。

ノア氏は大使から送られた手紙の内容を、トークショーで読み上げた。

「アフリカが優勝したなど、事実無根だ。確かに彼らの親は外国出身だが、選手ら本人はフランスで生まれ育ち、サッカーもフランスで学んできた。彼らは立派なフランス国民だ。フランス代表チームは、フランスの多様性を映し出している鏡だ。フランスはアメリカ合衆国とは違い、市民を人種や宗教で区別することなどしない。彼らをアフリカ人と呼ぶのは、彼らのフランス人であるアイデンティティを否定しているのと同じだ。まるで、白人でないとフランス人と認められないとでも言っているかのようだ。」

手紙を読み終えたノア氏は「言いたいことは理解できる」と話しつつも、「これはダブルスタンダードだ」と異を唱えた。

「アフリカ系の市民が犯罪を犯したら彼らを”アフリカ人”と呼ぶのに、ワールドカップ優勝に貢献したら”フランス人”と呼ぶのか?何故どちらか片方でなければならないのか、アメリカ人からしたら理解できないダブルスタンダードだ。」

ノア氏の反論にはネットユーザーからも賞賛の声が上がった。

世界各国で熱い議論が繰り広げられているが、当のアフリカ系フランス人選手からのコメントはない。

優勝が嬉しくて、ネガティブな論争に反応する暇もないのかもしれない。

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