Source: CNN
2015年に勃発した欧州難民危機は、中東やアフリカ大陸から100万人を超える難民・移民がヨーロッパに押し寄せて大混乱を招き、世界中で大きなニュースとなった。
2017年時点では、欧州人口の約7.5%が移民か難民で成り立っているという統計結果も出ている。
こうした欧州の状況を見たアメリカのドナルド・トランプ大統領が、米メディアの取材にて「欧州文化の破壊行為だ」と警鐘を鳴らした。
トランプ大統領が移民と難民に対して批判的な姿勢を取る
Source: The Political Insider
トランプ大統領はイギリスのタブロイド紙The Sunのインタビューにて「移民の流入は欧州の文化を破壊している」と、欧州の移民政策を批判。
「私の父親はドイツ人で、母親はスコットランド人だ。だから私は欧州には愛着がある。欧州で起こっている難民危機や移民危機は、本当に恥ずべき事だ。移民を何百万人も受け入れた結果、欧州はすっかり変わってしまった。早く対策を講じなければ、手遅れになる。このままではヨーロッパの文化は消えてしまうだろう。」
2015年から事態が悪化した欧州への移民・難民大量流入は、結果的に極右思想を助長させ、ヘイトクライムや人種差別が許容されるような社会が形成されてしまった。
トランプ大統領やイギリスのメイ政権の誕生も、こうした政府の移民政策失敗が引き金となった理由の一つと言われている。