花の都パリを首都に持つ観光立国、フランス。
しかし、ここ最近のフランスは難民・移民大量流入に伴う右派勢力の拡大や失業率の増加、深まる格差など問題が山積みとなっており、フランス国民もストレスや不満を抱え込んでいると想像するのも無理はない。
そういった不安定なフランスのイメージを覆すニュースが先週飛び込んできた。
なんと、フランス人の2人に1人が「幸福」を感じているという調査結果が出たのだ。
“今年はは去年よりも良い年になると思う”
フランスの世論調査機関Le Pointが1月初旬に発表した幸福度調査によれば、フランス人の2人に1人が「自分は幸せだ」と回答している結果となった。
国民の5割が幸福を感じているという結果になったのは、2013年以来となる。
調査結果では、8%が「とても幸福」と回答し、42%が「幸福」と回答した。「不幸」と回答したのはたったの6%に留まっている。
加えて、全回答者の26%が「今年は去年よりも良い年になる」と答えた。
幸福だと答えた回答者の多数は18歳から24歳の若者で、恋人がいて正社員として働いている人達が多かったという。
また、経済的不安を抱えている人は33%に留まり、2016年の47%から大きく差をつけた。
将来を楽観的に捉え始めたフランス国民。ポジティブ思考で幸せな生活を維持してほしいものだ。