FASHION

H&Mが人種差別的な広告を出し、黒人コミュニティを激怒させる

スウェーデン発のアパレルメーカ-、H&M(エイチ・アンド・エム)。

安価でファッショナブルな商品は、若者を中心に世界中で根強い人気を誇っている。

そんな世界のH&Mが先日、目を疑うような広告を打ち出し世論を騒がせて注目を浴びている。

 

黒人を軽視したようなロゴの服を黒人少年に着させて大炎上

こちらが問題となった、H&Mイギリス版の広告だ。

黒人の少年には”Coolest monkey in the jungle”(ジャングルのクールな猿)と書かれたロゴを着させる中、白人の少年は”Mangrove jungle survival expert”(マングローブのサバイバルの達人)というロゴの服を着るという、あからさまな黒人差別広告を平然と出したH&Mに批判が殺到。

白人は長い間、黒人を「猿」と揶揄して差別していた歴史があった。それを踏まえた上で、黒人の少年に「猿」というロゴの服を着させ、白人の少年には「サバイバルの達人」というトラのロゴを着させるのは、いくら世界中で愛されているブランドといえども一線を越えたと言わざるを得ない。

この広告に、アフリカ系のセレブ達は一斉にH&Mを非難。

米大手マスコミNew York Timesのコラムニスト、Charles M. Blow(チャールズ・M・ブロウ)は、「H&M、頭おかしくなっちまったのかよ?」と落胆した様子。


テレビの有名司会者、Karamo Brown(カラモ・ブラウン)は、「なんて出来の悪い無責任な広告だ。アフリカ系の人達を猿と馬鹿にして差別してきた歴史の存在を知っているだろう。その言葉を公式サイトに載せるなんてな。#呆れた。」と怒り心頭。

 

R&Bシンガー、THE WEEKNDがH&Mとの提携を切る事態に

去年9月、アフリカ系の血を引くR&BシンガーThe Weeknd(ザ・ウィークエンド)は、H&Mとタイアップしメンズウェアを厳選する提携を結んだばかり。

そんな彼もこの広告をネットで見るやいなや、「この広告を見て、自分を恥じた。ものすごく気分を害するものだ。もうH&Mとは組まない」とツイートに投稿。

H&Mは即座に広告を削除し謝罪表明。しかし、H&M擁護派も現れる。


H&Mは公式ツイッターで謝罪文を提出。

「広告を削除し、服の販売も停止いたしました。」と事態を重く受け止めている様子。

黒人コミュニティや人権保護団体からの批判はまだ続いているが、H&M擁護派も存在する。

騒ぎを受け、「気分を害する描写なんてなかったわ。最近は何でもかんでも差別って、本当にバカみたい」と白人系の一般女性がツイート。しかし、彼女はネット民から集中砲火を浴びてアカウントのツイートを全て削除してしまった。

ネットでの発言はくれぐれも気を付けようといったところか。

黒人に対する差別意識が未だに存在する西欧諸国だが、H&Mのような大企業は率先して平等社会のモデルとなってほしいものである。

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